長生治療院 院長のひとり言。

西村院長

 

健康(3)

 「施し」というと、すぐお布施や献金を思い出し、金品がないとできないものと思いがちですが,和顔、和語も金品にまさる施しの一つです。児童や少年少女にはお金があるわけがない。いつもにこやかにして(和顔)いるだけで周囲の人々に好感を与え、安心を与え、家庭・職場に光明をともします。「和語」。即ちやさしい思いやりのことばをつかうだけで相手の気持ちをなごませ、これこそ最上の施しだと思います。また、何もあげるものがなくても施しはできるものと道元禅師はいっておられます。「ほら、見てごらん。きれいな桜の花が咲いているよ。」「今夜すてきな番組があるわよ。」これも施しです。これなら誰にでもできるでしょう。宮沢賢治の詩にも「小欲・多施」の箇所があります。                                                                                            一日に玄米四合ト                                                                              味噌ト少シノ野菜ヲタベ                                                                         ・・・・・・・・・・・・・・                                                                            野原ノ松ノ林ノ陰ノ                                                                           小サナ萱葺(カヤブキ)ノコヤニヰテ                                                                 東ニ病気ノコドモアレバ                                                                        行ッテ看病シテヤリ                                                                           西ニツカレタ母アレバ                                                                         行ッテ稲ノ束ヲ負ヒ                                                                             南ニ死ニサウナ人アレバ                                                                       行ッテコワガラナクテモイイトイヒ                                                                   北ニケンクヮヤソショウガアレバ                                                                   ツマラナイカラヤメロトイヒ

 次に、トルストイ作の「大熊星」という民話を紹介します。訳者である米川正夫さんの言葉を最後に載せておきます。施しを主題にした美しい物語です。大好きな童話です。どうぞ一読のほどをお願いします。・・・・・・・・・・・・・・・・続く       

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2014/08/11 健康   院長

健康(2)

健康十訓を参考にして、現在の自分自身を採点してみたらどうでしょうか。わが家の応接間にはこの表を書いて掲げてあります。来る来客の目に触れるようにし、何点取れるか、その実践度を測ってもらいます。私は60点とか、40点とか笑いながら自己反省をしてくれます。なかなか100点をとれる人には会えません。                                                         「小欲  多施」は先の十訓の最後をかざる言葉ですが、人々が案外見過ごしがちの健康にとっての一番大切な生活の秘訣であります。欲望は人間が生きるための本能であり、食欲・性欲・睡眠等、これらを欠いたときには生命が危険に瀕します。食欲がない、夜眠れないことが続けば病気になりますし、性欲がなくなれば人類は滅びます。しかし、「過ぎたれば及ばざる如し」で、百薬の長といわれるお酒でも量が過ぎれば害になり、食でも「腹八分目」が適切です。金銭についても卑しくならぬ様に、昔から古銭(穴あき銭)にも「吾唯足るを知る」と刻まれています。以上のように「欲をかく」ことで身体や心をそこなうことが多々あることを知ってもらいたいのです。住居でも最少限「起きて半畳、寝て一畳」あれば、事足りると思うことが小慾です。「仕事のし過ぎ」も限りある身体をそこないますし、これはスポーツマンにも通じます。よく「無病息災」でありますようにと神社、仏閣にお参りする人があります。尊い心がけでありますが、普段、いいかげんな不養生の生活をし、なまけて不運になって「どうか神様お願いいたします」では、こまります。私たちは、いつも神仏によって十二分に守られている身であり、既に「神の子、仏の子」であることに気が付いたなら、この大自然の理法にそむかないよう、もし損じたら反省し、おわびすることから出発しなければ、祈願になりません。何から何まで神仏に頼ろう、すがろうとする、これも人が知らず知らずに犯している欲念です。・・・・・・・・・・・・続く

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2014/08/07 健康   院長

健康

健康ということは、文字を見れば直ぐわかります。「からだが健<すこ>やかで心の康<やすら>なこと」であります。宮沢賢治はそのお手本となるような生活を「雨ニモ負ケズ」の詩の冒頭にこううたっています。                                                    雨ニモ負ケズ                                                                                    風ニモ負ケズ                                                                                    雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケヌ                                                                            丈夫ナカラダヲモチ                                                                                   欲ハナク                                                                                        決シテ怒らず                                                                                     イツモシズカニ笑ッテイル                                                                             次に、横井也有の「健康十訓」を紹介します。彼は江戸時代の文人で、今から百数十年以上前、まだ科学の発達していない頃に記したものが、現代にも通じるのですから、どえらい人だと思います。                                                           健康十訓 《小肉 多菜》  《小塩 多酢》  《小糖 多果》  《小食 多齟(かむ)》  《小衣 多浴》  《小煩 多眠》  《小忿 多笑》  《小言 多行》  《小車 多歩》  《小慾 多施》                                                                    多浴というのは風呂につかることではなく、日光浴すること。小忿の忿は、忿怒(ふんぬ)の忿でいかること。小車とは駕籠(かご)に乗らぬことで今なら自動車に変わっただけで、歩くことを奨励している点では今も昔も同じであります。・・・・・・・・To be continued in our next number

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2014/08/04 健康   院長

自殺(4)

命は神性・仏性を持っているから尊いのです。命をただのモノとしか考えられない人にとっては、命の尊さが理解できません。自分の命さえも無意識でで粗末に扱っています。ですから、平気で悪いことができるのです。そういう人には自分の命に危機が迫った時にだけ命の尊さを知るチャンスが訪れます。それでは遅すぎます。手遅れです。すべてのモノに命があり、神性があるからすべてが尊いのです。神であるあなたがいなくてよいはずはありません。あなたのお父さんお母さんに、「死ぬ」なんてことを言ったらどんなにに悲しむか、よく考えてください。あなたは自己中心の考えしか持っていないから、そんなことを考えてしまうのです。もっと、思いやりの心を持ってください。愛を持ってください。愛の心がないから、自分勝手だから毎日が面白くなくなるのです。目の前の欲望を満たすことしか知らないから苦しくなるんですよ。これからは、よく考えて、本当に自分の為になることから先に勇気をもって行動してください。そうすれば、だんだん実力がついてきて、本当の喜びが理解でき、毎日が楽しくなります。 さっきの話に戻りますが、普通、人間は心のうちにこもるのが嫌いで、苦手なのです。あなたは知らない間に、人間の大事な方向に向いていて、素晴らしい能力をつけているのです。内気なんて全然気にする必要がないんです。普通の人とか、特にいじめをしたりする悪い人なんかも内気になって、自分を浄化し、反省とか瞑想をするととってもいい世の中になります。本人の為にも、世の中の為にも、最高にいいことなのです。あなたは、今、耐えることでどんどん成長しています。

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2014/07/30 人生相談   院長

自殺3

釈迦とか、キリストとなど聖人と呼ばれる人たちは皆、心の内側から悟りを得ることができ、宇宙の真理を知ることができたのです。ついでを言いますと。あなたは、このままで神です。ただあなたの自我が邪魔をしているだけなのです。無意識の一番奥に本当のあなたが存在します。それは真我であり神そのものです。これから神になるのを目指すのではなく、神に戻るのです。人間は本来、神の子仏の子なのです。心を曇らせ、神性を隠してわからなくさせてしまっているのが人間の自我なのです。自我、つまり、勝手な自分を外していくことにより、どんどん神に近ずいていきます.お釈迦さんの言ってる無我の本当の意味は、「勝手な自分を完璧になくせば、苦しみはなくなり、幸せになります。神になります。」ということなのです。憎しみとか恨みとか愚痴をいうとか、そういう汚い醜い心が神と自分との距離を遠ざけてしまうのです。人間の自我は、憎しみとか恨みとか汚いものをいっぱい生み出し、それが苦しみを生み出す根本の原因になっていますから、それを自分の中から全部追い出しなさい、そうすれば苦しみはなくなりますよ、と言っているのです。・・・・・・・・・・・つつ‘‘く

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2014/07/28 人生相談   院長

自殺(2)

あなたが頑張って生きていけば、やがて就職し、結婚します。そうすれば、定年まで働くことによって大勢の人があなたのお世話になり、みんなが生きていくため必要な、大事な存在の中の一人になるのです。社会の中の一員とは、そういうことなのです。お互いが生かし生かされ、かけがいの無い存在になります。特に、若いころは、年金生活者を支える大事な一員となります。税金も納め、国と国民の方々にも貢献します。そして、結婚して子供を産みますと、幼い子供にとってあなたは神様みたいな存在になります。旦那さんにとっても、あなたが一番生き甲斐になります。人間の一人の命というものは、あなたが今考えてるようなどうでもよい存在ではありません。世の中で気がついてる人は少ないんですが、人間の正体は、とてつもない可能性を持ったスゴい存在なのです。すぐ後でお話しします。 あなたは、一人ぼっちで、内にこもりがちですが、これを悪いほうにとらないで、良いほうに考えてください。実を言いますと、人間というものは、内にこもるということは全然悪くないことなんです。むしろいいことなんです。こういう名言があります。・・・・汝、自身を知れ、さすればすべてを知るであろう。・・・・・というギリシャの神殿に残された言葉です。この意味は、瞑想などで自分の心を探り、極めれば、過去・現代・未来の大宇宙のすべてを知ることができます。という意味です。ということは、全知全能の神になれますよ、ということです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つつ‘‘く                      

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2014/07/25 人生相談   院長

自殺

死んでしまいたいと思ったことがあります。誰にも相手にしてもらえなかったから、私なんていなくても同じなんだろうなーーーーって思えてきて、毎日がおもしろくありませんでした。                                                          18歳女 

 

誰にも相手にしてもらえなくて、一人浮いてしまうという経験は私にもあります。孤独感にさいなまれ、どんどん内気になってしまい、毎日が淋しくて辛くてたまりません。自分なんて、いなくても同じなんだろうな、って思ってしまうのは成り行き上仕方がないことなんですが、本当はそうではありません。心が小さくなってしまった自分が、勝手に思い込んでいることなんです。自己嫌悪とか、自信のなさで、自分をすごく過小評価してしまっているのです。あなたは、お父さん、お母さんをはじめ、身内の方にとってはかけがいのない大事な存在なのです。あなたは、家族とか社会とか大自然に生かされている存在ですが、生かしている存在でもあります。事実、お父さんとお母さんは、あなたがいるから生きがいを感じて生きているのです。それは、あなたが何かの大病とか大けがをしたときにはっきりします。あなたの命さえ助かれば、何もいらないと思ってお父さんとお母さんは神仏に祈るはずです。たとえ信じていなけても、必死に何かにすがろうとするはずです。親とはそういうものです。―--続く

 

                

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2014/07/23 人生相談   院長

ホームページ

ゴキゲンヨウ このホームページはP-BOX(050-3649-9620)の伊藤先生の製作によるものです。スタッフ(ふなっしーにそっくり?ーくまもん?!)もおられ、時間をかけて丁寧に作っていただきました.ありがとうございました。さて、本日よりブログをはじめます。

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2014/07/23 カテゴリなし   院長

もう梅雨ですね。

昼間はすっかり夏模様ですね。

朝晩の涼しさや、天気の変化についていけず、体調を崩されてる方も多いのでは?

梅雨に入ると、一層の体調管理が必要です。

整体で体のバランスが整うと、体調も良好になります。

ぜひ一度、ご来院ください。

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2014/06/04 カテゴリなし   chosei

ホームページをリニューアルしました

ブログや、症状別説明など どんどん情報発信していきますので、お楽しみに!

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2014/04/01 プレスリリース   chosei
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