長生治療院 院長のひとり言。

2014年8月31日

幸福(1)

 日本では10年間で30万人強の自殺者が出ています。イラン・イラク戦争すら8年間で3万人前後といわれています。世界の人々は日本国を内戦状態にあるという人すらあります。なぜこういうことが現実に起こっているのでしょうか?日本人は幸福なんでしょうか?

 私たちは、やっとの思いで、この世に、人間として生まれてきて、健康と繁栄と幸福を願わない人はありません。しかし、「人間とは幸福な存在でしょうか、不幸な存在でしょうか?」と聞かれた時に、躊躇(ちゅうちょ)することなく、「わたしは幸福な存在です」と答えることができる人はめったにありません。どうしてなのでしょう。瞑想して、心を内側に向けて思い出してください。人間は誰でも、おかあさんのおっぱいで生かされてるときは、幸福のエネルギーのかたまりです。なのに私たちはいつの間にか、どこかで、誰かに、相手にとっての都合の良い正義(屁理屈)を刷り込まれてしまっているだけなのです。本当は、私たちは元々穢(けが)れのない神の子・仏の子なのです。慈悲と愛の塊(かたまり)なのです。本人が気づいていないだけなのです。

 さて、当治療院では患者さまの心身が軽くなり、10回ぐらいになりますと、次のような質問をすることがあります。「人間とはいったい幸福な存在でしょうか?不幸な存在でしょうか?また強いものでしょうか?弱いものでしょうか?」大方の答えは「人間は弱いものであり、不幸なものである」というものでした。「幸福とは何か」と聞かれると、ほとんどの人は、お金、社会的な地位名誉、家庭、楽しい仕事、あるいは美味しい食事、流行の洋服・バック、素敵な家などを挙げます。しかし、これらは幸福になるための条件であって、幸福そのものではありません。世の中には、お金や地位といった幸福の条件が全部そろっていても、幸福を感じることができなくて、欲望と煩悩だらけの心の貧しい人が少なくありません。

 幸福とは自分自身が感じるものです。・・・・・・・・・・つづく

 

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2014/08/31 幸福   院長
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