長生治療院 院長のひとり言。

幸福(3)

 幸福とは不幸でないことです。そして、不幸とは病、貧乏、煩悶(はんもん)のことです。だから、この3大不幸から解放されると誰でも簡単に幸福になれます。中世のある哲学者も人生の3大不幸として、病と貧乏と煩悶を挙げたといいます。それ以後のほとんどの哲学者も、この考えかたを支持してます。病に負けず、悩み事があっても、その悩みをバネとして人生に生きる意義を見出すことができ、貧乏を少しも苦にしない人は幸福です。そこまでいかなくても、身体が健康で、あまり悩むことがなく、ある程度の生活ができるだけのお金があれば、その人は幸せであると言えるでしょう。

 幸せになるためには、まず心を強くし、強くなった心を、うまく使いこなすことが大事です。と同時に、心ばかりでなく身体の活かし方、使い方についても、自然の理にかなったやり方が大事です。これから少しずつ述べていきますが、正しい方法で実行すれば、人間が生きるために宇宙から与えられた力を、豊富に取り入れることができます。そして、病、貧乏、煩悶の三大不幸から解放され、幸せな人生を実現することができるのです。誰でも長生きをしたいと願わない人はありません。若いうちはともかく、年を取るにしたがって、何とか長生きをしたいと考えるようになります。これは人間の本性です。どんなに優れた才能を持っていても、短命ゆえにその才能を生かせなかったとしたら、本当に幸せな人生であったとは言えないでしょう。ただ長生きしたというだけで病弱のうちに一生を過ごしたり、何らなすところもなく漠然と生涯を送ったり、煩悶や貧乏に苦しむ生涯であったりすれば、せっかく人間として生まれた生きがいがありません。年をとってから痴呆や寝たきりの状態で、周りの人々に介護をしてもらいながら人生の最後を迎えるのは、あまり、幸せな人生とは言い難いでしょう。最後まで心も体も強健でなくては、幸福な人生であったとは言えないのです。人間は一人で生きることはできず、社会の中で人々とともに生活しています。そして、人生には社会の中でなすべき多くの事業や仕事が一人一人に振り当てられています。それを完全に成し遂げ、社会的にも有用な幅の広い生き方をしてこそ、生きがいのある人生であったと言えるのではないでしょうか。どこで生まれ、どこで死んだか、何をしたかわからないような一生であっては、個人的にも、また、社会的にも価値のある人生であったとはとは申せません。人生は味わえば味わうほど、深い内容と価値を持っています。仕事や事業ばかりではなく、スポーツや趣味の生活においても、深く掘り下げ、心から楽しんでこそ幸せな人生といえます。長さと強さだけでなく、広さと強さが備わってこそ、幸福な生きがいのある人生といえましょう。

 このように、病・貧乏・煩悶という不幸の原因となりやすいものと縁を切り、長さ・強さ・広さ・深さを兼ね備えた人生を実現してこそ、生きがいのある幸福な人生を送ることができます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・終わり…詳細は今後になります・・・・・・・・・

 

2014/12/04 幸福   院長
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