長生治療院 院長のひとり言。

幸福(2)

 幸福とは自分自身が感じるものです。たとえ幸福の条件がそろっていても、心で幸福を感じない人は幸福でありません。反対に、幸福の条件がそろっていなくても、幸福を感じられる人は幸福なのです。メーテルリンクの有名な童話「青い鳥」では、チルチルとミチルが青い鳥(幸福)を求めて世界を巡ります。しかし、世界中のどこを探しても見つからなかった青い鳥は、結局、わが家に帰って見つけることができました。幸福とは主観的で、自分自身で感じるものです。たとえ傍から見て不幸な環境にある人であっても、当の本人に不平不満がなく、心から満足を感じている場合には、その人は幸福といえるでしょう。心が消極的で、何事に対しても、いつも不平不満ばかり口にする人間は、幸福を感じることはありません。その逆に、心が積極的で、いつも感謝と歓喜の感情を持ちながら暮らしている人は、幸福をしみじみと感じることができるものなのです。私たちが幸福になるためには、「お金」や「モノ」といった外的な条件を整えるとともに、「幸福を感じる」心の内的な条件を整える必要があります。

 それでは、外的条件と内的条件とでは、どちらを先に整えるべきでしょうか。実を言いますと、まずは内的条件の整備が先決なのです。外的条件を一つずつ整えようと頑張るのも心です。目標を立て、計画し、それを実行するのも心です。そして、幸福を感じるのも心です。即ち、心が幸福を作ります。ですから、不平不満のない、満ち足りた幸福を手に入れ朗とするならば、まずは自分の心の問題の解決に取り組まなければなりません。・・・・・・・・・・・・・次回へ

 

2014/09/11 幸福   院長
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