長生治療院 院長のひとり言。

2014年08月7日

健康(2)

健康十訓を参考にして、現在の自分自身を採点してみたらどうでしょうか。わが家の応接間にはこの表を書いて掲げてあります。来る来客の目に触れるようにし、何点取れるか、その実践度を測ってもらいます。私は60点とか、40点とか笑いながら自己反省をしてくれます。なかなか100点をとれる人には会えません。                                                         「小欲  多施」は先の十訓の最後をかざる言葉ですが、人々が案外見過ごしがちの健康にとっての一番大切な生活の秘訣であります。欲望は人間が生きるための本能であり、食欲・性欲・睡眠等、これらを欠いたときには生命が危険に瀕します。食欲がない、夜眠れないことが続けば病気になりますし、性欲がなくなれば人類は滅びます。しかし、「過ぎたれば及ばざる如し」で、百薬の長といわれるお酒でも量が過ぎれば害になり、食でも「腹八分目」が適切です。金銭についても卑しくならぬ様に、昔から古銭(穴あき銭)にも「吾唯足るを知る」と刻まれています。以上のように「欲をかく」ことで身体や心をそこなうことが多々あることを知ってもらいたいのです。住居でも最少限「起きて半畳、寝て一畳」あれば、事足りると思うことが小慾です。「仕事のし過ぎ」も限りある身体をそこないますし、これはスポーツマンにも通じます。よく「無病息災」でありますようにと神社、仏閣にお参りする人があります。尊い心がけでありますが、普段、いいかげんな不養生の生活をし、なまけて不運になって「どうか神様お願いいたします」では、こまります。私たちは、いつも神仏によって十二分に守られている身であり、既に「神の子、仏の子」であることに気が付いたなら、この大自然の理法にそむかないよう、もし損じたら反省し、おわびすることから出発しなければ、祈願になりません。何から何まで神仏に頼ろう、すがろうとする、これも人が知らず知らずに犯している欲念です。・・・・・・・・・・・・続く

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2014/08/07 健康   院長
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